食道癌外科治療のすべて
有茎空腸による食道再建
白川 靖博
1
,
河本 慧
,
松三 雄騎
,
前田 直見
,
二宮 卓之
,
田辺 俊介
,
櫻間 教文
,
野間 和広
,
藤原 俊義
1岡山大学 消化器外科
キーワード:
空腸
,
食道形成術
,
食道腫瘍
,
食道切除
,
Roux-en-Y吻合術
,
食道空腸吻合術
Keyword:
Anastomosis, Roux-en-Y
,
Esophageal Neoplasms
,
Esophagoplasty
,
Jejunum
,
Esophagectomy
pp.355-359
発行日 2017年4月1日
Published Date 2017/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2017206050
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食道切除後の胃管作成不能例に対しては,腸管を用いた再建が選択される.その際,結腸を用いている施設が多いようであり,われわれもかつては回結腸再建を第一選択としていた.しかし2008年より低侵襲性かつ簡便性を重視して空腸再建に移行し,現在は胃が使用できない症例のほぼ全例に対し適応している.本稿では有茎空腸再建手技におけるわれわれの工夫を概説する.
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