グラフ
Recklinghausen氏病の形成外科的治療方針
大塚 寿
1
,
塩谷 信幸
1
,
西條 正城
1
,
前田 華郎
1
,
安瀬 正紀
1
,
上石 弘
1
,
伊藤 正嗣
1
1横浜市立大学医学部形成外科教室
pp.291-300
発行日 1974年3月20日
Published Date 1974/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205986
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この疾患は系統的疾患,また遺伝的疾患の1つとして数えあげられている.神経線維腫は身体の表在部,深部に多種多様にわたり形成されることが知られ,それ故,一般外科,整形外科,形成外科,脳神経外科,皮膚科をはじめ,あらゆる科をいろいろな主訴のもとに患者は訪れると思われる.顔面はじめ広範囲に腫瘤が及ぶ場合には機能と形態の両面から治療方針が決定されなければならず,また数回にわたる手術が必要であることも多いので,長期の治療方針もたてられなければならない.適切なる手術を積極的に行なうことにより,社会生活を行なう上で,患者の負担を少なくすることは可能である.ここにわれわれが扱つた代表的な症例を紹介する.
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