Japanese
English
症例
大動脈弁上狭窄症の手術経験
A case of supravalvular aortic stenosis
山口 繁
1,2
,
榊原 高之
1,2
,
王 筬和
1,2
,
服部 俊弘
1,2
,
岩波 洋
1,2
,
国吉 昇
1,2
,
山崎 祐
3
,
中崎 和子
3
Shigeru YAMAGUCHI
1,2
1東京女子医大第2病院外科
2現金沢医科大学第1外科
3東京女子医大第2病院麻酔科
pp.1611-1616
発行日 1973年11月20日
Published Date 1973/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205928
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はじめに
近年,左心カテーテル法や大動脈造影法の進歩により,大動脈弁上狭窄症(Supravalvular aortic stenosis)の報告1-10)20)が見られるようになつたがその数は少なく,比較的にまれな疾患である.したがつて心疾患手術が日常のものとして積極的に行なわれている今日においても,本邦における手術報告は少なく,榊原9)10),田口7),平野1),池田2),伊藤5),大内20)等の9例の報告をみるに過ぎない.われわれは,最近本症の1例の手術経験を得たので報告する.
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