Japanese
English
論説
感染性動脈瘤の外科治療—とくに抗生物質の投与法と手術手技について
Surgical treatment of infected aneurysm
川上 敏晃
1
,
村上 忠司
1
,
杉江 三郎
1
Toshiaki KAWAKAMI
1
1北海道大学医学部第2外科
pp.983-989
発行日 1971年6月20日
Published Date 1971/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205385
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はじめに
近年血管外科領域での各種検査法・手術手技が確立され種々の血管病変に対し積極的な治療がおこなわれてきている.同時に血管造影,手術後の合併症も多くみられているが,とくに術後感染の併発はもつとも重大なものと考えられる1-8).
そこで1次的あるいは2次的な動脈感染症ないしは感染性動脈瘤の治療法について考察することは意義のあることと考え著者らの経験例(表1)1)の経過を紹介するとともに本症治療の問題点を明らかにし最近の治療法についてのべてみたい2-12).
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