Japanese
English
最近の麻酔
長期人工呼吸の問題点
Clinical practices of prolonged mechanical ventilation
瀬戸屋 健三
1
Kenzo SETOYA
1
1東京厚生年金病院麻酔科
pp.971-980
発行日 1971年6月20日
Published Date 1971/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205384
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緒言
呼吸循環生理学の進歩と救急蘇生法の普及にともない手術室以外の場所で長期間にわたる人工呼吸管理を続ける機会が増加してきた.この長期人工呼吸法に関しては,最近数年来のIntensive Care Unit(I.C.U.)の中での管理経験から,多くの問題点が指摘され発表されている1-8).この基礎と臨床の多彩な全貌をすべて紹介することは無理であるから,主として外科診療領域で実地臨床に直結する問題のみをとりあげ,自験例とともに具体的な解説を行ない,あわせて最近話題になつている新知見の一部を紹介することにした.したがつて人工呼吸器の取扱い方とか,新生児の問題とか,他の著者と重複する部分は割愛したことをおことわりしておく.
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