臨時増刊特集 問題となるケースの治療のポイント
I.感染症
抗生物質の的確な使用
7.外科的抗生物質の予防的投与法
門田 俊夫
1
Toshio Kadota
1
1防衛医科大学校・外科学第1講座
pp.2078-2079
発行日 1983年12月1日
Published Date 1983/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218548
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術後感染症は,消毒法の進歩や手術室の改善などによる無菌法の発達と,抗生物質の進歩や投与法の改善により,著しく減少している.しかし一方,この問題は,外科医にとって,最も頭の痛い術後合併症の1つであり,適切な術前の予防的抗生剤投与法の理解が,外科医のみならず,術前患者の診療にあたるすべての医師に望まれる.ここでは,主として一般外科で扱われる手術について,抗生剤投与法の原則と,各々の手術についての具体的な処方例について概説する.
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