Japanese
English
特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 1991
IV 治療のトピックス
新しい抗生物質—とくにMRSAに対する治療を中心として
Newer antimicrobial agents with special reference to treatment of MRSA infections
荒田 次郎
1
,
秋山 尚範
1
Jiro ARATA
1
,
Hisanori AKIYAMA
1
1岡山大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Okayama University Medical School
キーワード:
黄色ブドウ球菌
,
皮膚黄色ブドウ球菌感染症
,
MRSA
,
アルベカシン
,
バンコマイシン
Keyword:
黄色ブドウ球菌
,
皮膚黄色ブドウ球菌感染症
,
MRSA
,
アルベカシン
,
バンコマイシン
pp.145-151
発行日 1991年4月15日
Published Date 1991/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900352
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Methicillin耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)は,多剤耐性であることにより,その感染症に対する治療薬剤の選択の幅が小さい.軽症,中等症の場合には,経ロセフェム系薬剤+ホスホマイシン,ニューキノロン,ミノサイクリンなどが選択対象となる.やや重症ではミノサイクリン静注を用いる.そのほか,セフォチアム+イミペネム/シラスタチン,フロモキセブ+ホスホマイシンなども考えられる.重症ではアルベカシン,バンコマイシンを主体に治療を組立てる.
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