Japanese
English
外科の焦点
閉塞性黄疸における上部消化管潰瘍
Peptic ulcer of obstructive jaundice patients
新井 正美
1
Masami ARAI
1
1東京都立墨東病院外科
pp.713-721
発行日 1971年5月20日
Published Date 1971/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205354
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はじめに 閉塞性黄疸患者に急性胃・十二指腸潰瘍,ないし,胃びらんが伴うことはしばしば経験されることである.この潰瘍性病変からの出血による出血性ショック,出血せる血液を誤飲することによる窒息および高尿素血症1)31),あるいは潰瘍穿孔による腹膜炎が死因となることも多く,重要な合併症の一つと考えられる.著者は東京都立墨東病院外科における症例を中心にして閉塞性黄疸患者の消化管出血について論じたい.
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