増刊号 消化器・一般外科医のための—救急・集中治療のすべて
Ⅲ章 消化器救急疾患
疾患別対処法
肝胆膵
閉塞性黄疸
高屋敷 吏
1
,
清水 宏明
1
,
大塚 将之
1
,
加藤 厚
1
,
吉富 秀幸
1
,
古川 勝規
1
,
高野 重紹
1
,
久保木 知
1
,
鈴木 大亮
1
,
酒井 望
1
,
賀川 真吾
1
,
野島 広之
1
,
宮崎 勝
1
Tsukasa TAKAYASHIKI
1
1千葉大学大学院医学研究院臓器制御外科学
pp.288-291
発行日 2016年10月22日
Published Date 2016/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211392
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POINT
■閉塞性黄疸とは胆道の機械的閉塞を原因とする黄疸であり,治療の原則は胆道ドレナージである.
■胆道系悪性腫瘍による閉塞性黄疸では,癌進展範囲評価のためMDCTなどの画像診断を胆道ドレナージ前に行うことが必須である.
■閉塞部位などの所見により適切な胆道ドレナージ法を選択するが,侵襲,合併症,チューブ管理の観点から経鼻的胆道ドレナージ(ENBD)が第一選択である.
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