特集 消化器症候への実践的アプローチ
全身
黄疸—まずは閉塞性黄疸か非閉塞性黄疸かを区別する
大久保 裕直
1
1順天堂大学医学部附属練馬病院消化器内科
キーワード:
閉塞性黄疸
,
悪性胆道狭窄
,
体質性黄疸
Keyword:
閉塞性黄疸
,
悪性胆道狭窄
,
体質性黄疸
pp.2069-2073
発行日 2024年11月10日
Published Date 2024/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402229858
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Point
◎黄疸のある患者に遭遇したときには,腹痛・発熱の有無について聴取を行い,どのレベルの障害で黄疸があるかを考える.
◎閉塞性黄疸で特に胆道感染を合併している例では,緊急で内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)が必要となる.
◎進行性で体重減少,食欲低下などを伴う黄疸では悪性胆道狭窄による閉塞性黄疸を疑う.
◎画像検査で閉塞性黄疸が否定された場合は,肝実質性黄疸などを疑い精査を行う.
Copyright © 2024, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.