Medical Notes
Radioisotope Renography,他
pp.110-111
発行日 1964年1月20日
Published Date 1964/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203247
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Öser & Billion (Fortschr.Roen-tgenstr.76:431,1952)はIopax-I131を静注して尿に出る放射能をグラフに描いて腎機能をうかがつたが,scintilationを用いていないので今日のようなrenogramが描かれない.Rosebengal-I131で肝機能をしらべはじめたTaplin,WinterらはDiodrast-I131を用いて始めて今日のようなrenogramを得(J.Urol.78:107,1956),以来この方法はひろく応用されるようになつた.欧洲ではnephrogramとよぶものが多く,米国ではrenogramといわれる,アイソトープとしてはI131,I125Cr51などが,造影剤としてはDiod-rast,Hypaque,Perabrodil-M,Uro-grafin,Miokon等が用いられる.正常では数秒間のinitial spike(vascu-lar spike)につづいて,さらに上昇するfunctional segment (4〜6分)があり,その後に2〜3分のうちに急に低くなる曲線を描く.描画紙を早くうごかせば,この各スパイクをくわしく分析できる.sciutillationCounter,recorder,ratemeterなどにさまざま工夫がなされている.
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