Japanese
English
症例
父子2代に見られたる先天性橈尺骨癒合症
Synostosis radioulnaris congenita found in Father and Child
荒川 亮
1
Ryo ARAKAWA
1
1市立小樽病院外科
1Otaru City Hospital
pp.1224-1226
発行日 1959年11月20日
Published Date 1959/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202497
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まえがき
四肢骨の先天性骨癒合症は,橈尺骨間,脛腓骨間に見られ,整形外科学的に重要な疾患は橈尺骨癒合症であり,しばしば問題になるのは近位端橈尺骨癒合症である.本症は1827年の Lennoireの剖検例を矯矢として1932年にChasinが156例を集計報告している.本邦においては,大圃氏の15例,蕪木氏の12例,柳谷,田島,木村,坪井,中野氏らの報告を合わせて30例を越えるに至つた.私はそれぞれ右左の先天性近位端橈骨癒合症を有する父子の例を経験したので報告する.
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