Japanese
English
特集 腹部外科
薬剤
脊椎カリエスに対するピラジナマイド(PZA)投与による治療経験
The Experiences obtained through the Use of PZA against Spondylitis Tuberculosa
岡崎 亨
1
,
小泉 格
1
,
吉川 定雄
1
,
大畠 襄
1
Tōru OKAZAKI
1
,
Itaru KOIZUMI
1
,
Sadao YOSHIKAWA
1
,
ŌHATA Nozomu
1
1慈大整形外科
pp.331-335
発行日 1959年3月20日
Published Date 1959/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202366
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
緒言
1)近年SM,PAS,INAH,Tibion等の有力な結核化学療法剤の出現により,結核の治療法が一大飛躍をとげて来た事は今更申す迄もない.我が教室に於ても,骨関節結核についてそれ等の投与成績をその都度報告して来た.今回はPZAを骨関節結核に応用して臨床経過を観察したので,主に血液所見,膿瘍瘻孔の大さ,肝機能について報告する.
2)PZAはLederle研究所のKusher及びその共同研究者によつて合成された抗結核剤であるが,肝障碍等の副作用の為に一時見捨てられていた.然し,島本教授が再び取り上げ,内科方面では班研究として多数の症例について検討されている.
Copyright © 1959, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.