診療の経験から
脊椎カリエスの手術的療法
高瀬 武平
1
,
井村 慎一
1
Buhei TAKASE
1
1金沢大学医学部整形外科学教室
pp.719-725
発行日 1967年7月25日
Published Date 1967/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904262
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まえがき
最近,脊椎カリエス患者は以前に比し,抗結核剤および治療法の進歩により,漸減の傾向にあるとはいえ,なお長期間膿瘍や瘻孔のみられるものにかなり遭遇する.われわれは昭和28年以来,手術的方針を採用した脊椎カリエス140例について検討を試みるとともに,手術時期の選択の必要性,また,いかなる考慮が必要であるか,さらにその他の問題点につき言及してみたい.
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