Japanese
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特集 腹部外科
薬剤
所謂五十肩に対するコンドロイチン硫酸関節内注入療法の臨床経験
Clinical experience of intra-articular injection of Chndroitin sulphate for so called Godyūkata (Stiff and Painfull Shoulder)
佐藤 和男
1
,
緒方 宏
1
,
十市 欣一
1
,
矢野 英雄
1
,
高口 洋郞
1
Kazuo SATO
1
1東京鉄道病院整形外科
pp.324-330
発行日 1959年3月20日
Published Date 1959/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202365
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緒論
老人の肩関節の疼痛及び運動制限を訴える患者を我々は日常相当多く診療しているが,所謂五十肩と称すべきものが大多数である.本症の定義については種々の考察がなされ,三木によれば五十肩とは明らかな原因を証明しにくい初老期肩関節の有痛性運動制限症と言いその原因も種々なものを含んでいるが,肩関節周囲炎の時に見る肩関節疼痛性制動症が最も五十肩の所見に一致すると,手術,病理組織学的検索の経験より述べている.
又,水町はこれを分類し,1)腱性,靱帯性,2)関節性,3)神経性,4)内臓性,に分け,所謂五十肩なるものはその中腱,靱帯及び関節性のものが多く,一部に神経性のものがあると考えられるとし又肩胛部粘液嚢炎(Periarthritis scapulo-humeralis)と言うものが五十肩に一致するものとの見解をもつものがあるが,これは肩関節の周囲の粘液嚢に主たる変化を有するものであり,五十肩と別個に考えるべきであると述べている.
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