Japanese
English
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コンドロイチン硫酸による皮膚疾患の治療
THE APPLICATION OF CHONDROITIN SULFATE FOR SKIN DISEASES
永石 保
1
Tamotsu Nagaishi
1
1山口県立中央病院皮膚科
1The Department of Dermatology, Yamaguchi Prefectural Central Hospital
pp.91-92
発行日 1958年1月1日
Published Date 1958/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202172
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- Abstract 文献概要
結合織の重要な成分であるコンドロイチン硫酸はコンドロザミンとグルクロン酸からなる多糖類であるが,老化現象と結合織との関係が明らかになるにつれて,最近特に注目されるに至つた。これまでの研究によると,コンドロイチン硫酸には解毒亢進,白血球の喰菌作用亢進創傷治癒促進,コリンエステラーゼ抑制,硫黄代謝改善などの作用が認められ,従つて各科領域で種々の疾患に使用されており,皮膚科領域に於ける応用についても既に佐野らの報告があるが,私も主として紅斑性皮膚疾患にこれを使用して認むべき治療効果を収めたのでここに報告する。
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