Japanese
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特集 外科的・内科的療法の限界
胃・十二指腸潰瘍—内科的療法の限界
Gastric and Duodenal Ulcer:The Limi's of Internal Treatment
黑川 利雄
1
,
梅藤 勇
1
Toshio Kurokawa
1
,
Isamu Kaito
1
1東北大学
pp.411-418
発行日 1958年5月20日
Published Date 1958/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202183
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I.はしがき
胃・十二指腸潰瘍は内科的治療により比較的容易に症状の軽快をみるものであるが,しばしば再発をくり返し,時に重篤な合併症を起すことのあることは,われわれ内科医のひとしく経験するところである.
潰瘍の癌性変化,穿孔,高度の狭窄など手術の絶対的適応症のあることは衆知のことであるが,その他の比較的適応症に際しても,いかなる時期に外科医の手に委ねるべきかは極めて肝要な問題である.
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