Japanese
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綜説
骨固定材料としてのKirschner鋼線の有用性とその限界
Boundary of Useful Kirschner Wire As Bony Fixation
玉置 拓夫
1
Takuo TAMAKI
1
1徳島大学医学部整形外科教室
1Dept. of Orthopedic Surgery, Fac. of Medicin, Tokushima Univ
pp.335-341
発行日 1955年5月20日
Published Date 1955/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201614
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骨折もしくは骨切りその他,観血的に骨接合あるいは固定が要請されるとき,採択せらるべき方法材料等は決してすくなくない.Kirschner鋼線も,それらのなかから適宜撰択せらるべきひとつの方法にすぎぬが,実際上このもののしめる比重は大きい.その意味で,Kirschner鋼線が骨の固定材料として如何に,そして如何なる限度迄有用であり得るかということを吟味することは無意味でないと信ずる.
以上のことをいとぐちとして,私達の自験例を手引とし,Kirschner鋼線の有用性とその限界について主旨弁明を行つてみたい.
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