Japanese
English
症例
珍しい形状を呈した腹腔内結核性腫瘤
A Case of the Intraabdominal Tuberculous Tumor with the Curious Form
安藤 豊春
1
,
靑木 忠夫
2
,
中村 三樹
2
T ANDO.
1
1日本大學醫學部若林外科教室
2日本大學醫學部病理學教室
1The Wakabayashi Surgical Department of the Nippon University Hospital
pp.324-326
発行日 1953年6月20日
Published Date 1953/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201255
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腹部腫瘤は日常屡々経驗するところであるが，その臨床的診断は時に極めて困難であつて，開腹により初めてその診断の決定せられることも決して少くない．また開腹してもなお病理組織学的檢査にまたねば確実な診断を下し得ぬ事も屡々ある．私は最近手術所見，肉眼的並に病理組織学的所見より結核性病変なることを確かめ，且つ異常な形状を呈した腹腔内腫瘤の例を経験したので，これを報告し，その発生機轉について些か述べて見たいと思う．
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