Japanese
English
--------------------
胃下垂症に對する胃後腹壁固定法と其の遠隔成績
A new operating method by fixing the back wall of stomach for gastric ptosis
中村 武
1
Nakamura Takeshi
1
1千葉醫科大學中山外科教室
pp.157-162
発行日 1949年4月20日
Published Date 1949/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200441
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
緒言
胃下垂症に對する手術は1896年デュレツト氏に依る手術法の確定して以來,各種のものが報告されているが,それ等の手術法は著しきは死亡例や合併症を伴い,又遠隔成績で再發を認めたり,後貽症を殘している。
此等の不備の點を考へ,又胃の生理的な,解剖學的な位置から,最近中山外科教室に於ては中山教授の創意に依り, 胃の小彎部を後壁に於て後腹膜に固定する新しい方法を考へ,此が手術を施行している。
Copyright © 1949, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.