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胃及び十二指腸潰瘍の急性穿孔に就て
宮崎 三郞
1
1國立東京第一病院外科
pp.315-320
発行日 1948年8月20日
Published Date 1948/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200354
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胃及び十二指腸潰瘍の急性穿孔の報告は諸外國においては既に數千例を數える状態であるが,我國においては30例を超える報告は數指を屈するに過ぎない状態である。著者は臨時東京第一陸軍病院において昭和17年より昭和20年までの約3年間に本症約50例を經驗したが,戰災の爲病歴の一部と切除標本全部を燒失したので記録の明かな32例に就て,その概要を報告する。(この中27例の經驗については昭和20年1月第435囘外科集談會で報告した)。
症例は第1表に表示した通りで個々の記載は省略する。
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