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損傷せる末梢神經の手術時局所所見に就て
士屋 隆義
1
1千葉醫科大學第一外科教室
pp.55-59
発行日 1947年9月20日
Published Date 1947/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200243
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末梢神經損傷が多く見られるのは,今までのところ主に戰傷であつた關係上,これに關する綜合的な考察は戰傷を材料としたものが多いが,戰傷の一般的特性として,受傷後終始一貫して同一の見地から觀察することが困難な爲,手術方法,治療成績等に關しては,相當詳細に報告されてゐるが,損傷機轉,臨牀的經過,手術所見等の間に存する關係に就ての考察はなほ充分とは認め難い。余は主に戰傷による損傷168例に就き上記諸點を考察し若干の知見を得たのでその概要を報告する。
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