Japanese
English
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末梢神經外科の現代史—末梢神經の再生についての戰時及び戰後の研究
Moderm History of Peripheral Nerve Surgery.
Durham. N. C.
1
Barnes Woodhall
1
1Duke Hosyital and medical School神經外科部
pp.176-177
発行日 1951年5月1日
Published Date 1951/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406200196
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- Abstract 文献概要
現代末梢神經外科の學究は軍陣神經外科の學徒でなければならぬと云うことは,おそらくは自明の理であろう。この分野における進歩はしかしながら,常に直接に次の2つの因子によつて支配される。すなわち,(1)戰爭の結果として,末梢神經傷害が著しく増加したこと,(2)この今までなかつた臨床的材料が異常な數にのぼつたことから,この分野の問題が刺激をうけて,檢査室的研究が促進されたことである。この研究の目的のために末梢神經外科の現代史は,1942の後半から出發し,今やNational Research Councilの保護の下にこの神經再生の問題は一段落の結着點に到達しつつあるのである。
このような限られた期間を設けたのは人工的なものであつて,研究それ自身が完成したというのではない。しかしこの期間に約15,000の末梢神經手術を實行し,その方法についての客觀的な研究的反省をなしうるに至つたのである。
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