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手術手技
当科における吊り上げ式腹腔鏡下総胆管切石術—ラッププロテクターminimini®の使用
Laparoscopic common bile duct lithotomy using adjusting plate lifting in our department:use of lap protector minimini®
田代 耕盛
1
,
峯 一彦
1
,
市成 秀樹
1
,
松田 俊太郎
1
,
米井 彰洋
1
,
宮原 悠三
1
Kousei TASHIRO
1
1宮崎県立日南病院外科
キーワード:
吊り上げ式
,
腹腔鏡下総胆管切石術
,
ラッププロテクター
Keyword:
吊り上げ式
,
腹腔鏡下総胆管切石術
,
ラッププロテクター
pp.1541-1546
発行日 2014年12月20日
Published Date 2014/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200159
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要旨
当科における総胆管結石症に対する手術は,すべて吊り上げ式で行っている.ポートは臍直下に12 mm×1本,右腹部に5 mm×2本,上腹部にラッププロテクターminimini® 50/40(八光)を設置する.吊り上げ法の利点は,経済的,開腹手術器械を使用可能,胆道鏡の出し入れが容易,熟練すれば胆囊摘出も含めて1時間前後で手術可能,などが挙げられる.気腹法が主流の現在であるが,吊り上げ法は利点が多く,外科医として手技の選択肢の一つに考慮すべき方法である.今回,当科における手術法とその利点について報告する.
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