1200字通信・73
ケモ,その後
板野 聡
1
1寺田病院外科
pp.1443
発行日 2014年12月20日
Published Date 2014/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200139
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- 文献概要
これまでにも癌化学療法(以下,ケモ)について何度か書いてきましたが,最近になって,ある意味で「ついにケモもここまで来たか」という思いを持つことになりました.
ご存知のように,次々と新たな抗癌剤が開発され,ここ数年で多くの分子標的薬も登場して,治療の選択肢が増えてきています.そのうえで,ガイドラインでは段階を踏んだ治療が推奨され,さらには前倒しでの使用も勧められるようになっています.また,最近では,第四次治療と称して,新しい内服の分子標的薬も登場するに至っています.学問的には,それはそれで良いことなのでしょうが,改めて思うことになります.「医者は,一体どこまでやり続けなければならないのか?」
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