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特集 早期胃癌の外科治療を極める—「EMR 適応外」への安全で有益な縮小手術を求めて
手術手技のポイント
—縮小手術のコツとピットフォール②—完全腹腔鏡下幽門保存胃切除術
Totally laparoscopic pylorus-preserving gastrectomy for cancer
李 相雄
1
,
河合 英
1
,
田代 圭太郎
1
,
田中 亮
1
,
革島 悟史
1
,
内山 和久
1
Sang-Woong LEE
1
1大阪医科大学一般・消化器外科
pp.1472-1475
発行日 2014年12月20日
Published Date 2014/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200145
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【ポイント】
◆幽門保存胃切除術は,早期ダンピング症候群や体重減少の抑制,残胃炎の発生を低下させうる機能温存手術であり,自律神経温存,幽門下動脈温存などの精緻な操作が要求されることから腹腔鏡下手術に適した術式である.
◆幽門下動静脈と右胃動静脈を温存し,幽門洞を大きく残すことで術後胃内容うっ滞の発生率が低下する.
◆器械吻合で生じた挿入口を新規縫合糸であるBarbed sutureで縫合閉鎖することで,幽門洞を全容量残すことができる.
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