臨床の疑問に答える「ドクターAのミニレクチャー」・29
がんの腹腔鏡手術―低侵襲手術で予後が改善するか
安達 洋祐
1
Yosuke ADACHI
1
1久留米大学医学部外科
pp.1240-1243
発行日 2014年10月20日
Published Date 2014/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407105220
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素朴な疑問
がんの手術にも腹腔鏡手術が導入され,一般病院でも腹腔鏡下胃切除や腹腔鏡下大腸切除が行われている.腹腔鏡手術は侵襲が小さいため,術後の生体反応や炎症反応が軽く,がんと闘っている患者にとっては,生体防御機能や免疫力が低下せず,がんの手術として有利と考えられる.腹腔鏡手術は再発が少ないのだろうか.開腹手術より予後がよいのだろうか.
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