Japanese
English
特集 術後の血管系合併症―その診断と対策
術後の門脈血栓・閉塞―診断のポイント
Diagnosis of portal vein thrombus/obstruction after surgery
久保木 知
1
,
清水 宏明
1
,
吉留 博之
1
,
大塚 将之
1
,
加藤 厚
1
,
吉富 秀幸
1
,
古川 勝規
1
,
竹内 男
1
,
高屋敷 吏
1
,
鈴木 大亮
1
,
中島 正之
1
,
相田 俊明
1
,
宮崎 勝
1
Satoshi KUBOKI
1
1千葉大学大学院医学研究院臓器制御外科学
pp.168-171
発行日 2013年2月20日
Published Date 2013/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104458
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【ポイント】
◆術後門脈血栓・閉塞は比較的稀であるが,脾摘後,炎症性腸疾患術後,腹腔鏡下手術後,肝胆膵外科手術後に比較的多い.
◆発生初期には症状が乏しく診断が困難だが,急速に進行すると腸管うっ血・壊死,門脈圧亢進症,肝不全などを引き起こし,重篤となりうる.
◆早期診断にはドップラー超音波検査,造影CT検査,および血液検査での凝固線溶系の亢進などが有用である.
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