肝切除をめぐる最近の話題
最新のGlisson鞘一括処理法
片桐 聡
1
,
山本 雅一
,
有泉 俊一
,
小寺 由人
,
高橋 豊
1東京女子医科大学 消化器外科
キーワード:
局所解剖学
,
肝切除
,
肝臓疾患
,
結紮
,
胆嚢切除
,
Glisson鞘
Keyword:
Cholecystectomy
,
Anatomy, Regional
,
Hepatectomy
,
Ligation
,
Liver Diseases
pp.1178-1181
発行日 2013年11月1日
Published Date 2013/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013380250
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Glisson鞘一括処理法による肝門部血行処理先行の肝切除は,脈管個別処理法と比較して手技が簡便であり,出血量の軽減や経門脈的肝内転移の制御などにも治療効果を認める有用な術式である.しかしながら,この術式が発表されてから30年近く経過したが,いまだに誤った方法で行われていることも時折目にする.本稿ではその手技の概念と手技上のコツ,注意点について解説する.
©Nankodo Co., Ltd., 2013