Japanese
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特集 新しいエネルギーデバイスの構造と使い方のコツ
〔器具の構造と使い方のコツ〕
新しいタイプの超音波凝固切開装置
New trends of ultrasonic shears instrument
山口 茂樹
1
,
田代 浄
1
,
石井 利昌
1
,
細沼 知則
1
,
佐藤 貴弘
1
,
宮澤 光男
1
,
小山 勇
1
,
篠塚 望
2
Shigeki YAMAGUCHI
1
1埼玉医科大学国際医療センター消化器外科
2埼玉医科大学消化器・一般外科
キーワード:
超音波凝固切開装置
,
低温凝固
,
キャビテーション
,
ミスト発生
Keyword:
超音波凝固切開装置
,
低温凝固
,
キャビテーション
,
ミスト発生
pp.1508-1512
発行日 2010年11月20日
Published Date 2010/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103314
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要旨:超音波凝固切開装置の基本構造,新製品を含めた各社デバイスの特徴,使用上のテクニックと注意点について述べた.超音波凝固切開装置は低温での蛋白凝固止血が特徴であり,周囲組織の損傷が軽微である.特に神経温存を伴うリンパ節郭清などに適しているが,外科手術の多くの場面で使用することが可能である.一方,キャビテーションによる周囲臓器の損傷には注意が必要であり,使用中のミスト発生などが欠点となっている.現在使用されている3社の製品はそれぞれ特徴があるため,その点を理解したうえで使用すべきである.
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