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特集 最新の手術器械を使いこなす
超音波凝固切開装置の使い方—泌尿器科手術における超音波凝固切開装置の有用性
The Usefulness of Ultrasonically Activated Scalpel in Urologic Surgery
鈴木 孝行
1
,
荻原 雅彦
2
,
中村 隆行
2
Takayuki Suzuki
1
1寿泉堂綜合病院泌尿器科
2福島県立医科大学泌尿器科
キーワード:
超音波凝固切開装置
,
副腎摘除術
,
大網切除
Keyword:
超音波凝固切開装置
,
副腎摘除術
,
大網切除
pp.865-871
発行日 2001年9月20日
Published Date 2001/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413904511
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超音波凝固切開装置は,臨床応用されて間もない手術装置であるが,現在多くの外科領域で使用されている。われわれはシアーズタイプを用いて,開放手術では前立腺全摘除術や膀胱全摘除術を,内視鏡下手術では大網切除や副腎摘除術を行い,特に内視鏡下手術での有用性を確認してきた。しかし,安全に本装置を使用するに当たっては,その特性を理解し,以下の点に注意することが必要と思われる。①切開のはじめはコアグラムが形成されるまで待つ。②切開の途中で出血しても慌てない。③振動子は視野のなかで使用する。④組織に余分な緊張をかけない。⑤壁の薄い血管に使用する際は周りの脂肪ごと凝固・切開する。
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