特集 外科医のための大腸癌の診断と治療
5.大腸癌の外科治療
■外科治療総論
直腸癌手術に必要な骨盤内解剖
絹笠 祐介
1
Yusuke KINUGASA
1
1静岡県立静岡がんセンター大腸外科
pp.190-196
発行日 2010年10月22日
Published Date 2010/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103269
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■直腸癌の手術において根治性と機能温存の両立をはかるためには,温存すべき自律神経と直腸周囲の膜構造の理解が必要不可欠である.
■手術で損傷しやすい神経は下腹神経および骨盤内臓神経,骨盤神経叢とその臓側枝である.
■神経温存のメルクマールとなる筋膜は下腹神経前筋膜およびDenonvilliers筋膜である.
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