特集 外科医のための大腸癌の診断と治療
4.大腸癌の内視鏡治療
SM癌の治療方針
田中 信治
1
,
金尾 浩幸
1
,
大庭 さやか
1
,
濱田 康彦
1
,
中土井 鋼一
2
,
寺崎 元美
2
,
岡 志郎
1
,
茶山 一彰
2
Shinji TANAKA
1
1広島大学病院内視鏡診療科
2広島大学病院消化器・代謝内科
pp.164-171
発行日 2010年10月22日
Published Date 2010/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103265
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■cSM癌では,摘除生検としての内視鏡治療の適応のある病変を術前に判別することが重要である.
■癌は一括摘除が原則であり,分割EMRを施行する際はpit pattern診断などで癌部と腺腫部分を鑑別する必要がある.
■内視鏡摘除pSM癌の追加切除に際しては,リンパ節転移リスクと患者背景を総合的に評価して患者とともに方針を決定する.
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