特集 外科医のための大腸癌の診断と治療
4.大腸癌の内視鏡治療
ポリペクトミー,内視鏡的粘膜切除術
山野 泰穂
1
,
吉川 健二郎
1
,
木村 友昭
1
,
澤谷 学
1,2
,
高木 亮
1
,
原田 拓
1
,
阿部 太郎
1
,
徳竹 康二郎
1
,
奥宮 雅代
1
,
中岡 宙子
1
,
鈴木 亮
1
,
佐藤 健太郎
1
Hiroo YAMANO
1
1秋田赤十字病院消化器病センター
2弘前大学医学部消化器血液内科
pp.172-179
発行日 2010年10月22日
Published Date 2010/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103266
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■大腸内視鏡治療は,適応病変,安全性,保険収載などの面から考えて,従来から行われているポリペクトミーやEMRが主流であり,この傾向は将来とも変わらない.
■すべての内視鏡医がポリペクトミーやEMRを標準的レベルで行えているわけではなく,適応から安全に施行する実手技,術後偶発症までを十分に理解する必要がある.
■正確な内視鏡診断のもと,治療の実際ではデバイスの選択,位置どり,局注,スネアリングなどについて理論に基づいた理解をする必要がある.
■正しい病理組織診断を行えるように標本の取り扱いに注意をし,また,術者自身が病理結果を確認しなければならない.
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