Japanese
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特集 こんなときどうする
[各論]大腸
[治療]
SM浸潤を疑う早期癌を認めた
How to deal with a colorectal lesion suspected to be submucosally invasive cancer
上垣内 由季
,
岡 志郎
,
嶋本 文雄
,
田中 信治
Yuki KAMIGAICHI
,
Shiro OKA
,
Fumio SHIMAMOTO
,
Shinji TANAKA
pp.430-431
発行日 2022年3月25日
Published Date 2022/3/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000102
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アドバイス
・拡大内視鏡観察(NBI観察やpit pattern)でSM浸潤癌と診断しても,実際の浸潤距離は不明確である。具体的な浸潤距離の評価には病変を断層的に評価することが可能なEUSを併用すべきであり,特に,完全切除生検として内視鏡治療を考慮する際有用である。
・病変の部位や肉眼型(丈の高さなど)によりEUS評価が困難な場合は注腸造影検査を追加する。
・内視鏡切除標本でSM高度浸潤を認めた場合,その他リンパ節転移リスク因子や患者背景などを含めて総合的に追加外科切除の是非を判断する。
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