特集 外科医のための大腸癌の診断と治療
3.特殊な大腸癌の病態と治療方針
痔瘻癌
池内 浩基
1,2
,
内野 基
1,2
,
松岡 宏樹
1,2
,
坂東 俊宏
1,2
,
竹末 芳生
3
,
冨田 尚裕
1
Hiroki IKEUCHI
1,2
1兵庫医科大学下部消化管外科
2兵庫医科大学炎症性腸疾患センター
3兵庫医科大学感染制御部
pp.157-162
発行日 2010年10月22日
Published Date 2010/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103262
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■痔瘻癌の早期診断は困難であり,疑わしい症例では麻酔下での繰り返しての生検が必要である.
■遠隔転移は少ないとの報告もあり,局所の制御が重要となるため,広範囲切除が必要である.放射線化学療法が併用されることもある.
■クローン病の肛門管癌では直腸型癌と痔瘻癌に分けて取り扱うことが必要である.
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