Japanese
English
臨床研究
重症肥満に対する腹腔鏡下袖状胃切除術の成績―体重減少と肥満関連併存疾患の改善
Laparoscopic sleeve gastrectomy in morbid obesity for weight loss and comorbidity reduction
木内 誠
1,2
,
笠間 和典
1
,
関 洋介
1
,
根岸 由香
1
,
梅澤 昭子
1
,
黒川 良望
1
Makoto KINOUCHI
1,2
1四谷メディカルキューブきずの小さな手術センター
2東北大学大学院医学系研究科生体調節外科学分野
キーワード:
重症肥満
,
腹腔鏡下袖状胃切除術
,
肥満関連合併症
Keyword:
重症肥満
,
腹腔鏡下袖状胃切除術
,
肥満関連合併症
pp.715-720
発行日 2010年5月20日
Published Date 2010/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103067
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要旨:われわれが施行した腹腔鏡下袖状胃切除術(laparoscopic sleeve gastrectomy:LSG)の術後成績,特に体重減少と肥満関連併存疾患の改善について報告する.対象は2005年10月から2009年9月まで施行されたLSGの40例である.術後3か月,6か月,12か月,18か月目の平均体重減少はそれぞれ21.2±7.5kg,29.1±10.9kg,35.7±18.2kg,37.0±13.6kgであった.肥満関連併存疾患の改善率は術後1年経過後で83~100%であり,高い改善率が得られた.われわれの施行したLSGは諸外国の報告と同様に良好な体重減少,肥満併存疾患改善率が得られた.LSGはわが国でも今後広く行われていく可能性がある術式と思われた.
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