Japanese
English
臨床報告
網囊に膿瘍形成し,急性腹症を呈した胃外発育性胃癌の1切除例
A case of acute abdomen with externally developing stomach cancer forming bursa omentalis abscess
小河 靖昌
1
,
小池 誠
1
,
國友 和善
1
,
森賀 威雄
1
,
木村 貴彦
1
,
白石 隆祐
1
Yasumasa OGOU
1
1市立島田市民病院外科
キーワード:
胃外発育性胃癌
,
急性腹症
,
膿瘍
Keyword:
胃外発育性胃癌
,
急性腹症
,
膿瘍
pp.877-880
発行日 2008年6月20日
Published Date 2008/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102178
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はじめに
胃外発育性胃癌は原発性胃癌のなかでも比較的稀で,わが国の報告例は80例あまりときわめて少ない.自覚症状に乏しく,診断時にはすでに肝転移や腹膜播種を有することが多いため,予後不良とされる1).
今回,われわれは網囊に膿瘍形成し,急性腹症を呈するという特異な経過をたどった胃外発育性胃癌の1切除例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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