Japanese
English
臨床報告
頸部悪性リンパ腫の化学療法中に発症したサイトメガロウイルス腸炎による小腸穿孔の1例
A case of small intestinal perforation due to cytomegalovirus enteritis in a patient with primary cervical malignant lymphoma
北薗 巌
1
,
宮崎 俊明
1
,
伊藤 欣司
1
,
川津 祥和
1
Iwao KITAZONO
1
1独立行政法人国立病院機構鹿児島医療センター外科
キーワード:
悪性リンパ腫
,
化学療法
,
サイトメガロウイルス
Keyword:
悪性リンパ腫
,
化学療法
,
サイトメガロウイルス
pp.569-573
発行日 2008年4月20日
Published Date 2008/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102113
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はじめに
消化管へのサイトメガロウイルス(以下,CMV)感染症は,臓器移植後,免疫不全症候群や悪性腫瘍に対する化学療法などの免疫不全状態の患者に日和見感染症として合併し,致命率の高い疾患である1).CMV消化管感染による腸管穿孔の報告はわが国では稀である.
今回,われわれは頸部悪性リンパ腫の化学療法中にCMV感染による小腸穿孔の1手術例を経験したので,わが国の報告例を含めて報告する.
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