Japanese
English
今月の主題 回盲部・虫垂病変の診断
症例アトラス
サイトメガロウイルス腸炎
Cytomegalovirus Enterocolitis
猿田 雅之
1
Masayuki Saruta
1
1東京慈恵会医科大学内科学講座消化器・肝臓内科
キーワード:
サイトメガロウイルス
,
CMV
,
CMV腸炎
,
打ち抜き潰瘍
,
アフタ性病変
,
免疫能低下
Keyword:
サイトメガロウイルス
,
CMV
,
CMV腸炎
,
打ち抜き潰瘍
,
アフタ性病変
,
免疫能低下
pp.1808-1809
発行日 2024年12月25日
Published Date 2024/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403203802
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疾患の概念
サイトメガロウイルス(cytomegalovirus ; CMV)は,乳幼児期に感染するが,ほとんどが不顕性感染で,生涯にわたり潜伏感染する1).基礎疾患としてAIDS(acquired immunodeficiency syndrome)や悪性腫瘍などが存在する場合,副腎皮質ステロイドや免疫抑制薬により免疫能が低下した場合に,CMVの再活性化が生じ発症する.時に高齢者や基礎疾患を有しない成人にも発症することがある.
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