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特集 術前・術中のリンパ節転移診断の方法とその有用性
胆道癌における術前・術中のリンパ節転移診断の方法とその有用性
Diagnosis of preoperative and intraoperative lymph node metastasis of the biliary tract cancer
加藤 厚
1
,
木村 文夫
1
,
清水 宏明
1
,
吉留 博之
1
,
大塚 将之
1
,
古川 勝規
1
,
野沢 聡志
1
,
吉富 秀幸
1
,
宮崎 勝
1
Atsushi KATO
1
1千葉大学大学院医学研究院臓器制御外科学
キーワード:
胆道癌
,
リンパ節転移
,
PET
,
微小転移
Keyword:
胆道癌
,
リンパ節転移
,
PET
,
微小転移
pp.353-359
発行日 2008年3月20日
Published Date 2008/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102062
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要旨:胆道癌は悪性度が高く進行も早いため,きわめて予後不良な疾患である.また,リンパ節転移を高率に認め,予後規定因子の1つとしても重要である.このため,胆道癌の術前・術中リンパ節転移診断を正確に行うことは,術式や至適リンパ節郭清範囲を決定するためにきわめて有用である.近年,各種画像診断能力の向上はめざましいものがあり,MDCTやFDG-PETなどの新規の画像診断方法も応用されるようになってきた.しかしながら,各種の画像診断における胆道癌転移リンパ節の正診率は低く,術前の正確なリンパ節転移診断は容易ではない.今後も各種画像検査の描出能および検出能の向上をはかるとともに,新しい検査法の開発など,さらなる検討が必要であると思われる.
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