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特集 [臓器別]消化器癌終末期の特徴とターミナルケア
胆道癌の終末期の特徴とターミナルケア
Palliative treatments in biliary tract cancer
岡庭 輝
1
,
加藤 厚
1
,
木村 文夫
1
,
清水 宏明
1
,
吉留 博之
1
,
大塚 将之
1
,
古川 勝規
1
,
吉富 秀幸
1
,
竹内 男
1
,
高屋敷 吏
1
,
須田 浩介
1
,
高野 重紹
1
,
久保木 知
1
,
宮崎 勝
1
Akira OKANIWA
1
1千葉大学大学院医学研究院臓器制御外科学
キーワード:
胆道癌
,
閉塞性黄疸
,
肝膿瘍
,
消化管閉塞
,
門脈閉塞
Keyword:
胆道癌
,
閉塞性黄疸
,
肝膿瘍
,
消化管閉塞
,
門脈閉塞
pp.1260-1265
発行日 2010年9月20日
Published Date 2010/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103183
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要旨:胆道癌は,解剖学的位置関係から病状の進行に伴って多彩な進展様式や再発形式をとるため,切除不能進行胆道癌,再発胆道癌では,閉塞性黄疸,胆管炎,肝膿瘍,消化管閉塞,門脈閉塞に伴う消化管出血,肝性脳症,腹水などの様々な特徴的な症状が出現する.胆道癌の終末期においては,これらの病態に応じた適切な外科的治療やinterventional radiology(IVR),interventional endoscopy(IVE)によってQOLの向上と症状緩和が可能である.患者の全身状態や生命予後を考慮したうえで適切な治療を行う必要がある.
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