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特集 術前・術中のリンパ節転移診断の方法とその有用性
胃癌における術前・術中のリンパ節転移診断の方法とその有用性
Pre-and intra-operative diagnosis of lymph node metastasis in patients with gastric cancer
竹内 裕也
1
,
才川 義朗
1
,
和田 則仁
1
,
須田 康一
1
,
北川 雄光
1
Hiroya TAKEUCHI
1
1慶應義塾大学医学部外科
キーワード:
胃癌
,
リンパ節転移
,
CT
,
MRI
,
センチネルリンパ節
Keyword:
胃癌
,
リンパ節転移
,
CT
,
MRI
,
センチネルリンパ節
pp.347-352
発行日 2008年3月20日
Published Date 2008/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102060
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要旨:現在,早期胃癌では腫瘍径や肉眼型,組織型などから深達度診断やリンパ節転移頻度予測が可能となっている.しかし,CT,US,EUS,MRIなどの術前画像によるリンパ節転移診断はいまだ不完全と言わざるを得ず,実際に郭清範囲を決めるのは術中のリンパ節の視触診や迅速病理診断に委ねられることが多いのが現状である.センチネルリンパ節(SN)生検は,SNに集中した病理学的あるいは分子生物学的転移診断を行うことによって,時間的,経済的に効率よいリンパ節微小転移診断を行うことができる.またSN転移陰性早期胃癌に対する胃局所切除術や分節切除術は新しい機能温存・個別化縮小手術として注目されている.
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