Japanese
English
臨床報告・1
腹部鈍的外傷による遅発性小腸狭窄の1例
A case of delayed ileal stenosis following blunt abdominal trauma
中本 健太郎
1
,
須浪 毅
1
,
雪本 清隆
1
,
澤田 隆吾
1
,
鬼頭 秀樹
1
,
阪本 一次
1
Kantaro NAKAMOTO
1
1和泉市立病院外科
キーワード:
腹部外傷
,
遅発性小腸狭窄
Keyword:
腹部外傷
,
遅発性小腸狭窄
pp.1111-1115
発行日 2007年8月20日
Published Date 2007/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101804
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はじめに
腹部鈍的外傷による小腸損傷は,破裂・断裂といった急性症状を呈することが多いが,稀に遅発性の狭窄を生じることがある1).
われわれは,受傷から約40日後に小腸の瘢痕狭窄による腸閉塞をきたし,さらに小腸穿孔,腹腔内膿瘍を形成した症例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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