Japanese
English
臨床報告・1
Brunner腺腫の癌化により発生したと考えられた早期十二指腸癌の1例
Early duodenal cancer, supposedly arising from Brunner's gland adenoma
小林 達則
1
,
上川 康明
1
,
上山 聰
1
,
里本 一剛
1
,
池田 義博
1
,
荻野 哲也
2
Tatsunori KOBAYASHI
1
1三原赤十字病院外科
2三原赤十字病院病理
キーワード:
Brunner腺腫
,
早期十二指腸癌
Keyword:
Brunner腺腫
,
早期十二指腸癌
pp.1117-1122
発行日 2007年8月20日
Published Date 2007/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101805
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はじめに
原発性十二指腸癌は比較的稀な疾患であり,その発生母地に関しては議論が多く,十二指腸腺腫の癌化,十二指腸粘膜よりのde novo発生,Brunner腺腫の癌化,迷入膵や迷入胃粘膜の癌化などの説があるが,明らかでない場合が多い1).
今回,われわれは十二指腸第1部にⅡa+Ⅱc型の低分化早期十二指腸癌の1例を経験し,病理組織学的検討によりBrunner腺腫からの発癌と考えられたので,文献的考察を加えて報告する.
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