Japanese
English
特集 浸潤性膵管癌の診療をどうするか
膵癌に対する遺伝子治療の現況
Gene therapy for pancreatic cancer
松本 伸明
1,2
,
阿部 展次
1
,
杉山 政則
1
,
金井 好克
2
,
遠藤 仁
2
,
跡見 裕
1
Matsumoto Nobuaki
1,2
1杏林大学医学部外科
2杏林大学医学部薬理学
キーワード:
遺伝子治療
,
膵癌
,
アミノ酸輸送体
,
LAT1
Keyword:
遺伝子治療
,
膵癌
,
アミノ酸輸送体
,
LAT1
pp.1509-1513
発行日 2003年11月20日
Published Date 2003/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101605
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膵癌の治療として,外科手術,化学療法や放射線療法を組み合わせた集学的治療などが行われているが,いまだ満足する有効な治療法は確立されていないのが現状である.膵癌全体の治療成績の向上のためにはまったく新しい観点からの治療法の開発が必須である.遺伝子治療は一部の疾患において臨床的有効性が認められつつあり,癌の治療分野においても新たな展開をみせはじめている.難治癌の代表格である膵癌に対する遺伝子治療は,新たな戦略として集学的治療における重要な選択肢の一つとして発展していくものと考えられる.
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