Japanese
English
特集 癌化学療法レジメンの選択とその根拠:消化器癌
膵癌に対する化学療法レジメン―単独および放射線照射併用
Chemotherapy for pancreatic cancer―with or without radiotherapy
砂村 眞琴
1
,
江川 新一
1
,
阿部 忠義
1
,
福山 尚治
1
,
元井 冬彦
1
,
武田 和憲
1
,
松野 正紀
1
Sunamura Makoto
1
1東北大学大学院消化器外科
キーワード:
膵癌
,
放射線療法
,
gemcitabine
,
術中照射
Keyword:
膵癌
,
放射線療法
,
gemcitabine
,
術中照射
pp.1075-1080
発行日 2003年8月20日
Published Date 2003/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101475
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新規抗癌剤gemcitabineの臨床使用が可能となり,新たな集学的治療の開発と外来診療によるQOL改善の可能性が広がっている.Chemoradiationとgemcitabineを組み合わせた集学的治療を進めているが,著効症例も見られ,プロトコールを作製して症例を集積している.今後,切除術後におけるadjuvantとしてのgemcitabineの役割を臨床研究で明らかとする必要がある.Gemcitabineに対する感受性を規定する遺伝子の同定を進めており,責任遺伝子が判明すればオーダーメード医療に応用できるものと期待している.
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