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特集 癌肝転移の治療戦略
99mTc-MIBI動注投与による肝動注化学療法の治療効果予測
Prediction of the clinical efficacy of hepatic arterial chemotherapy by intraarterial infusion of 99mTc-MIBI
佐口 徹
1
Saguchi Toru
1
1東京医科大学八王子医療センター放射線科
キーワード:
転移性肝癌
,
肝動注化学療法
,
99mTc-MIBI
,
動注投与
,
SPECT
Keyword:
転移性肝癌
,
肝動注化学療法
,
99mTc-MIBI
,
動注投与
,
SPECT
pp.763-766
発行日 2003年6月20日
Published Date 2003/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101411
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転移性肝癌に対するリザーバー動注化学療法は必ずしも確立されたものではない.原因の1つに治療抵抗例の存在が挙げられる.筆者らはP糖蛋白関連性の多剤耐性腫瘍のイメージング製剤であるといわれている99mTc-MIBIをリザーバーから動注し,集積程度と治療効果との関連性について検討している.定量指標としてearly ratio(ER),delayed ratio(DR),retention index(RI)を算出している.これまでの結果,治療有効群では悪化群と比べER,DRは高値を示し,明らかな関連性を示した.転移性肝癌に対する99mTc-MIBI動注投与による評価は動注化学療法の治療効果予測に有用であると思われる.
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