Japanese
English
臨床研究
大腸癌待機手術症例における創感染の検討
A study of postoperative wound infection in patients with colorectal cancer
境 雄大
1
,
佐藤 浩一
1
,
小栁 雅是
1
,
須藤 泰裕
1
,
木村 由佳
1
,
長谷川 善枝
1
Sakai Takehiro
1
1弘前市立病院外科
キーワード:
大腸癌
,
創感染
,
SSI
,
腹壁縫合
,
虚血
Keyword:
大腸癌
,
創感染
,
SSI
,
腹壁縫合
,
虚血
pp.115-119
発行日 2007年1月20日
Published Date 2007/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101166
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はじめに
大腸手術の特徴は,大腸が腸内細菌の多数通過する管腔臓器で,術式も数多く存在する点にある1).これらはほかの臓器の手術に比べて手術部位感染(surgical site infection:以下SSI)の頻度を上昇させる要因となる.SSIのうち2/3は切開部SSI(狭義の創感染)であり2),入院期間の延長や費用の増加,QOL(quality of life)の低下を引き起こす.
今回,われわれは当科における最近の大腸癌手術例を対象として創感染に影響を与える因子を分析した.
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