私の工夫 手術・処置・手順
ジオン®注射硬化療法を利用した嵌頓痔核に対する非観血的治療の工夫
岡崎 誠
1
Okazaki Makoto
1
1市立伊丹病院外科
pp.112-113
発行日 2007年1月20日
Published Date 2007/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101165
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はじめに
嵌頓痔核は,脱出した痔核が肛門括約筋群の痙攣などによって締め上げられた状態で,急激に発症する病態と考えられている.治療法は保存的治療後に結紮・切除術の根治手術を行うべきという意見と,早期手術を推奨する意見がある.しかし,どちらにしても観血的な手術が必要である.
嵌頓痔核に対し,保存的治療後に新しい硬化剤であるジオン®を用いて硬化療法を行い,非観血的な治療を工夫したので報告する.
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